結論・最初にやること
洗濯後の衣類につく白い粉や跡は、ほとんどが洗剤の溶け残りカスまたは石けんカスです。衣類の汚れではなく、洗濯環境の問題なので、すすぎを増やす・量を減らす・溶かし方を変えることで解決できます。
まずすすぎを1回追加してみてください。それだけで解決することが多いです。
原因の特定
| 症状 | 原因 |
|---|---|
| 洗い上がりの衣類に白い粉 | 粉末洗剤・粉石けんの溶け残り |
| 黒・紺の衣類に白い跡 | 石けんカス(金属石けん) |
| 洗濯槽の裏側から白いカス | 槽に蓄積した洗剤残りの剥がれ |
| 洗剤ケースにカスが残る | 量過多・溶けにくい洗剤 |
石けんカスは、水の中のマグネシウムやカルシウムが石けん成分と反応してできる金属石けんで、粉石けん・液体石けんを問わず発生します。
対処方法
衣類についた白い粉を取る
- すすぎだけをもう一度回す。ほとんどの場合これで落ちます
- それでも残る場合は、クエン酸または食酢を使ったリンスを。クエン酸小さじ1杯を水に溶かすか、食酢大さじ1杯半を柔軟剤投入口に入れてすすぎを回します(シャボン玉石けんの案内)
- 乾いてしまった場合は固く絞ったタオルで拭き取るか、再度洗い直します
洗濯槽に蓄積したカス
洗濯槽の裏側に洗剤カスが蓄積して剥がれてくる場合は、洗濯槽クリーナーでの槽洗浄を行ってください。濡れたタオルで槽の内側を拭き取る定期清掃も有効です。
防ぎ方
メーカー各社の案内をまとめると、原因はほぼ以下に集約されます。
量と入れ方
- 洗剤は適量(多いと溶け残る)
- 洗剤ケース・投入口に入れる(洗濯槽に直接入れると水で溶かされないまま衣類に残る)
- 洗濯物の量を減らす(衣類同士の間に洗剤が挟まる。規定量の80%程度が目安)
- 固まった粉洗剤は砕いてから入れる
溶かし方
- 水温が低いときは粉末洗剤をぬるま湯で溶かしてから投入(50℃以下の温水。給湯器のお湯を洗濯槽へ直接入れると故障の原因になるため絶対にしない)
- 温水コースがある機種は活用(水温約15℃設定が推奨される機種あり)
- 天然油脂の粉石けん(エコ・オーガニック系)は合成洗剤より溶けにくいため、水で十分に溶かしてから洗濯槽に直接入れるよう案内されています。機種によっては使用不可の場合があるため取扱説明書を確認
すすぎ
- すすぎ回数を1回から2回に増やす
- 注水すすぎ・ナイアガラすすぎなど、機種のすすぎ機能を活用
やってはいけないこと
- 粉洗剤を溶かさず洗濯槽に直接入れる: 溶け残りの最大の原因
- 給湯器のお湯を洗濯槽へ直接入れる: 故障の原因(日立が明記)
- 洗剤を規定量より多く入れる: 溶け残りとすすぎ不足の両方を招く
- 柔軟剤を入れすぎる: 柔軟剤も溶け残りで白い跡の原因になります
うまくいかない場合
上記をすべて試しても残る場合は、洗濯機の洗剤ケースや給水経路の詰まり、槽裏の汚れ蓄積が考えられます。メーカーの槽洗浄コースを実行するか、取扱説明書・メーカーサポートに相談してください。
関連するトラブル
ティッシュを入れたまま洗濯した場合の紙くずは洗剤カスと見た目が似ますが、対処は異なります。