結論・最初にやること

洗っても残る汗臭さ・皮脂臭は、繊維に残った皮脂汚れを菌が分解して臭い成分を出している状態です。香りで上書きしても解決しません。

既に臭いがついた衣類は酸素系漂白剤でのつけ置きが中心の対処です。それと並行して、汚れを残さない洗い方に変えてください。

この記事で扱う範囲

Tシャツ・肌着・パジャマ・枕カバーなどに蓄積した汗・皮脂由来の臭いが対象です。部屋干しの生乾き臭(モラクセラ菌の代謝物)は別記事で扱いますが、対策はかなり重なります。

臭いがついた衣類のリセット

  1. 水またはぬるま湯に酸素系漂白剤を製品表示通りに溶かす。
  2. 臭いの気になる衣類を30分〜2時間つけ置きする(製品表示の範囲内)。
  3. つけ置き後、水ですすぐか、そのまま洗濯機で通常洗濯。

襟・脇・背中など皮脂が多い部分には、事前に洗剤原液または部分洗い剤を塗布しておくとより効果的です。

臭いを防ぐ洗い方

花王の解説をもとに、菌のエサになる汚れを残さない洗い方のポイントです。

  • 洗濯物をため込まない: 汗をかいた衣類や濡れたタオルを放置すると菌が繁殖します
  • 詰め込みすぎない: 洗濯槽の7〜8分目まで。ぎゅうぎゅうだと汚れが落ちません
  • 洗剤は適量: 少なすぎると汚れ落ちが悪く、多すぎるとすすぎが不十分になります
  • すすぎは必ず水道水で: お風呂の残り湯ですすぐと汚れを再度付けることになります
  • 抗菌・消臭効果のある洗剤を使う
  • 酸素系漂白剤を洗剤にプラスして使うと、洗剤だけでは落ちない汚れ・臭いへの効果が上がります
  • デリケート素材には、汗・皮脂対応のおしゃれ着用洗剤という選択肢もあります

やってはいけないこと

  • 柔軟剤の香りで上書きするだけ: 臭いの原因は残ったままです
  • 漂白不可の衣類に漂白剤を使う: 洗濯表示で確認してください
  • 塩素系漂白剤と他の洗剤・漂白剤を混ぜる: 危険です。絶対にしないでください
  • 漂白中の直射日光: 繊維が黄ばむことがあります

うまくいかない場合

つけ置きを繰り返しても臭いが取れない衣類は、繊維の奥まで汚れと菌が蓄積しています。何年も使った肌着やタオルは交換時期の目安です。また洗濯槽自体に汚れ・カビがあると洗うたびに臭いが移るので、洗濯槽の洗浄も確認してください。

関連するトラブル

部屋干しの生乾き臭はモラクセラ菌の代謝物が原因で、干し方の改善が重要です。皮脂の酸化が進むと臭いだけでなく黄ばみにもなります。