結論・最初にやること
墨が衣類についたら、まずティッシュで挟み込んで余分な墨を吸い取ってください。こすったり広げたりするのは厳禁です。
正直に書くと、墨の黒さの元であるカーボンブラックは顔料の粒子なので、一度付着すると完全に落とすことは難しいです。メーカーのサクラクレパス自身が「完全に落とすことは難しい」と案内しています。ただし、つけ置きで目立たない程度まで薄くすることは可能です。
付着直後の応急処置
- ティッシュペーパーを汚れの上下に当て、軽く押さえて余分な墨を吸い取る
- すぐに洗濯機に入れない、水で濡らしてこすらない、漂白剤を直接かけない(これらは墨を広げるNG行動です)
- 早めに下記のつけ置きへ進む
帰宅後の落とし方
基本: つけ置き
- 粉末洗剤をぬるま湯1リットルに小さじ1杯程度溶かし、2時間程度つけ置き→3分程度もみ洗い→洗濯機で洗う
- または酸素系漂白剤を規定量溶かしたお湯に2〜3時間つけ置き→すすぎ→洗濯
目立つ汚れへの追加処置
- ご飯粒+洗濯洗剤を混ぜて汚れ部分に塗り、黒くなってきたら交換しながら繰り返す(メーカー直伝の方法)
- 歯磨き粉を汚れ部分に直接つけて、汚れを掻き出すように処理する
色の薄い生地では完全に見えなくするのは難しいですが、目立たない程度まで落とせることが多いです。
「洗濯で落ちる墨液」の場合
練習用に「洗濯で落ちる」と表示された墨液なら、酸素系漂白剤と洗濯洗剤を混ぜたぬるま湯に2時間程度つけ置きで落とせます。ただしウール・ナイロン・絹は染着が起こり洗濯では落ちません(メーカー明示)。
使っている墨液の種類が分かる場合は、その製品表示に従ってください。
やってはいけないこと
- すぐ水でこする・広げる: 墨の粒子を繊維の奥と周囲に広げます
- 漂白剤を直接かける: 広がるだけで効果的ではありません
- ウール・ナイロン・絹に自宅で処置する: 染着して取れなくなります。クリーニング店へ
専門業者への切り替え目安
- 高価・大切な衣類
- 広範囲の飛び散り・こぼし
- ウール・ナイロン・絹などの素材
- 自宅でつけ置きを繰り返しても薄くならない場合
関連するトラブル
ボールペンのインクは油性/水性/ゲルで処置が分かれますが、墨はまた別の顔料粒子です。