結論・最初にやること
カレーのシミは油分と色素の複合汚れです。付いた直後は、固形物をつまみ取り、乾いたティッシュで油分を押さえてください。すぐに水をつけるのはNGです。油が広がって逆効果になります。
帰宅後は液体酸素系漂白剤をシミに直塗りしてすぐ洗濯。洗い終わったら外に干すのがポイントです。カレーの黄色い色素(ターメリック中のクルクミン)は紫外線で構造が変わり、薄くなります。
この方法を使える汚れ
カレー、ミートソース、トマトソース、焼肉のたれ、キムチなど、油分と色素を含む食品シミ。ミートソースのリコピンも紫外線に弱い色素です。
最初に確認すること
- 洗濯表示: 水洗い可能か、漂白剤が使えるか。
- 色落ち: 酸素系漂白剤は色柄物で色落ちすることがある。目立たない場所で試す。
- 日光への注意: 外干しは色素分解に有効ですが、衣類自体の色も褪色することがあります。濃色・色柄物は洗濯表示を確認し、陰干し指定なら無理に日光に当てないでください。
付いた直後の応急処置
- 固形物(カレーの具・ルウの塊)をティッシュでつまみ取る。
- 乾いたティッシュでシミを押さえ、油分を吸い取る。
- 濡れたティッシュで軽く押さえて汚れを移し取り、乾いたティッシュで水分を吸う。
飲食店のおしぼりは塩素系漂白剤で処理されていることがあり、衣類の色柄部分が色落ちする可能性があるため使わないでください(ライオンお洗濯マイスターの解説)。
帰宅後の洗い方
新しいシミ
- 液体酸素系漂白剤をシミに直塗りする。クルクミンは油溶性なので、水洗いの前に漂白剤で処理するのが効果的です。
- 放置せず、すぐいつもの洗剤で洗濯する。
時間が経ったシミ
- 衣類が浸かる程度のぬるま湯に、濃いめに洗剤を溶かす。
- 液体酸素系漂白剤をシミに塗ってから、30分〜2時間つけ置き。
- 洗剤液ごと洗濯機で洗う(ドラム式は衣類のみ入れて洗剤を投入)。
干し方
外干しを推奨します。紫外線でクルクミンの色素構造が変わり、シミが薄くなります。ライオンの実験でも、外干しの方が部屋干しよりシミが薄くなったと報告されています。ただし色素が薄くなっても汚れ自体は残る可能性があるため、洗い残しには注意してください。
やってはいけないこと
- すぐ水につける: 油分が広がってシミが拡大します(花王も明確にNGとしています)。
- 石鹸・アルカリ性洗剤を使う: クルクミンがアルカリで赤く変色する可能性があるとハウス食品が案内しています。中性洗剤または酸素系漂白剤を使ってください。
- こする: 油と色素を繊維に押し込みます。
うまくいかない場合
ハウス食品は「カレーの汚れは完全に除去するのは難しい」と明言しています。繰り返し洗濯と外干しで薄くなることが多いですが、それでも残る場合は、シミ抜き専門のクリーニング店に相談してください。「カレーのシミ」と伝えると対応が早くなります。
関連するトラブル
色素を含まない食用油のシミは漂白処理が不要です。また、コーヒー等の水溶性シミとは「すぐ水をつけるか」の点で対処が逆になります。