結論・最初にやること
ファンデーションや口紅が衣類についたら、こすらずにティッシュで押さえて移し取るのが最初の処置です。帰宅後は洗濯用洗剤の原液をシミに直塗りし、なじませてから通常通り洗います。
化粧品のシミは「油分+顔料」の複合汚れなので、水洗いだけでは落ちず、時間が経つとさらに落ちにくくなります。早めの処置が効きます。
この方法を使える汚れ
ファンデーション、口紅・リップ、化粧下地、コンシーラー、アイシャドウ、日焼け止めクリーム、ハンドクリームなどの油性化粧品。チークやマスカラも同じ考え方で対処できます。
最初に確認すること
- 洗濯表示: 水洗い可能か。ウール・絹などデリケートな素材はおしゃれ着用洗剤に変えます。
- 色落ちテスト: 洗剤原液の直塗りは濃色・色柄物で色落ちすることがあります。目立たない場所で必ず試す。
- 漂白剤の可否: 落ちなかった場合に酸素系漂白剤を使うかは、洗濯表示で確認します。
付いた直後(外出先での応急処置)
- 乾いたティッシュやハンカチで、シミを上から押さえる。こすらない。
- 濡れたティッシュや水で拭くと、油分が広がって輪ジミになることがあります。
- 口紅やファンデーションの固まりが乗っている場合は、先に乾いたティッシュでつまみ取る。
帰宅後の洗い方
基本(綿・ポリエステルなど水洗いできる衣類)
- シミ部分に洗濯用洗剤の原液を直塗りする(花王は蛍光増白剤なしのタイプを推奨)。
- 指の腹で軽くなじませる。セーターなど凹凸のある生地は軽くたたき込む。
- 放置せず、すぐにいつもの洗剤で洗濯する。塗ったまま長時間置くと変色することがあります。
デリケートな素材の場合
ウールや絹などは、おしゃれ着用洗剤の原液をシミに塗り、タオルなどでなじませてから洗います。
それでも落ちない場合
洗濯表示で漂白可能なら、酸素系漂白剤をシミに直塗り(またはつけ置き)してすぐ洗います。顔料が残っている場合はここで初めて色が抜けることが多いです。
やってはいけないこと
- 濡れたティッシュで拭く・水をかける: 油分が広がり、輪ジミの原因になります。
- 強くこする: 繊維の奥に顔料を押し込みます。
- 洗剤を塗ったまま放置する: メーカーも「塗布後すぐ洗う」ことを明示しています。長時間の放置は変色リスク。
- 水洗い不可の衣類に自宅で処置する: 素材を傷めます。クリーニング店へ。
うまくいかない場合
ウォータープルーフ仕様の化粧品や、時間が経って定着したシミは、家庭用洗剤では落ち切らないことがあります。繰り返しこすって生地を傷めるより、「ファンデーション」「口紅」と汚れの種類を伝えてクリーニング店に相談してください。
関連するトラブル
食用油や機械油など色素を含まない油シミは、漂白処理が不要な分だけ手順がシンプルです。