結論・最初にやること
服についたガムは冷やして固めてから剥がすのが基本です。ビニール袋に入れた氷や保冷剤で十分に冷やし、固まったら端から少しずつ持ち上げます。
温める・強くこするのはNGです。温めるとガムが柔らかくなって繊維に絡み、こすると奥へ押し込みます。
手順
- ガムにはできるだけ触らない(簡単に取れる場合を除く)。
- ビニール袋に入れた氷または保冷剤をガムの部分に当て、十分に冷やす。
- ガムがパリッと固くなるまで待つ。
- カードやスプーンの縁など先端が鋭くないもので、端から少しずつ持ち上げる。
- 途中でガムがやわらかくなったら再び冷やす。
- 残った細かいカスは、ガムテープを貼ってはがして取り除く。
時間が経った・繊維に入り込んだガム
氷で固めても取りきれない場合は、粘着をゆるめる方法を追加します。
- お酢または消毒用アルコールを少量しみ込ませてしばらく置くと粘着が弱まる。ティッシュや綿棒でやさしく拭き取る
- クレンジングオイルでガムを溶かす方法もあり、その後食器用洗剤で油分を落として洗濯する
広い範囲や深く入り込んだガムには市販のガム除去スプレー・リムーバーもありますが、成分によって色落ち・縮みを起こすものがあるため、使用可能な素材か事前確認してください。
素材別の注意
| 素材 | 家庭での対処 |
|---|---|
| 綿 | 比較的扱いやすい。色柄物は注意 |
| ポリエステル等の合成繊維 | 扱いやすい。ただし熱に弱いのでアイロン・ドライヤーは使わない |
| デニム | 扱いやすい。強く削ると白くなる |
| ウール・ニット | 毛羽立ち・ガムの絡みに注意。無理に引っ張らない |
| シルク・レーヨン・キュプラ | 家庭での処理は避ける。クリーニング店へ |
やってはいけないこと
- 温める: ガムが柔らかくなって繊維に深く絡みます。化学繊維自体も熱で変形する恐れ
- 強くこする・引っ張る: ガムを奥へ押し込み、生地を傷めます
- シルク・レーヨンに自宅で薬剤を使う: 素材を傷めるリスクが高い。クリーニング店へ
専門業者への切り替え目安
クリーニング店では、家庭とは逆に熱をかけて薬剤でガムを溶かして除去する方法が一般的です。以下は相談を。
- シルク・レーヨン・キュプラなどデリケート素材
- 広範囲・深く繊維に入り込んだガム
- 高価・大切な衣類
関連するトラブル
錆のシミも物理・化学的に特殊な除去が必要な汚れです。ロウソクの蝋も「固めて剥がす」までは同じですが、その後にアイロンの熱で紙へ移し取る工程が加わります。