結論・最初にやること
日焼け止めが服についたら、早めに中性洗剤でもみ洗い(前処理)してから通常洗濯が基本です。
重要な警告として、メーカー(資生堂)が「塩素系漂白剤を使って洗濯した場合、衣服がピンク色になることがあります」と案内しています。日焼け止めがついた衣類に塩素系漂白剤は使わないでください(酸素系漂白剤は使用可能)。
日焼け止めシミが落ちにくい理由
日焼け止めは「油性成分」と「粉末(紫外線散乱剤などの顔料)成分」という性質の異なる汚れが混ざった複合汚れです。通常の洗濯だけでは落ちにくいため、洗濯前の前処理が重要になります。
手順(水洗い可の衣類)
- 多く付着している場合は、ティッシュでこすらず吸い取るように取り除く
- 洗濯表示を確認(水洗い可なら自宅処理が可能)
- 前処理: 汚れた部分を水で軽く湿らせ、液体洗濯洗剤(または食器用中性洗剤)を原液のまま少量塗り、5〜20分置いてから指の腹で軽くなじませる
- 40℃程度のぬるま湯で軽くすすぐ(熱すぎるお湯は油分を固める可能性)。残っている場合は前処理とすすぎを繰り返す
- 通常通り洗濯する
- 乾燥機に入れる前にシミが落ちたか確認(残ったシミに熱をかけると定着しやすい)
素材別の注意
- 綿・麻: 丈夫なので食器用洗剤(中性)も有効。歯ブラシで軽く叩き込んで洗剤を浸透させる
- ポリエステル・ナイロン等: おしゃれ着用洗剤(中性)を直接塗布し、ネットに入れておしゃれ着コースで洗う
- シルク・ウール・レーヨン: 水に弱く、自宅シミ抜きは縮み・輪ジミのリスクが高い。クリーニング店へ
- 濃色衣類: 色落ちの可能性があるため、目立たない場所で試してから
やってはいけないこと
- 塩素系漂白剤を使う: ピンク変色の危険(メーカー公式警告)。万が一変色した場合は水につけた後中性洗剤で洗い、その後も塩素系は避ける
- 強くこする: 生地を傷め、シミを広げます
- 放置する: 油分が繊維に定着します
- シミが残ったまま乾燥機に入れる: 熱で定着します
関連するトラブル
ファンデーションも化粧品由来の油分+顔料の複合シミで、似た前処理が有効です。食用油のシミは色素を含まない分シンプルです。